//2018.4.15 //たちっぽ(スイバ)の丸かじり///
春は、芽吹きの季節。
冬の間、眠りながら力を蓄えてきた植物たちが、一斉に地面から顔を出してくるのを見ていると、何だか新しいことを始めたくなるような、少しくすぐったい、そわそわした気分にさせられます。
0円とご縁で旬をいただく「みちばたキッチン」記念すべき第一回目は、自然農法の米作りに挑戦中の田んぼの近くで出会った、ニョキニョキ生えている草、スイバ。地元の坂町では、“たちっぽ”と呼ばれています。
茎の赤い点々がトレードマークの、繁殖力旺盛な野草。
小さい頃に食べたことがある、という人も多いのではないでしょうか。
田んぼの師匠、車地さんによると、今の時期(4月頃)のたちっぽが、一番美味しいそうです。
「昔はよう食べとったんよ、おやつみたいなもんじゃけぇね」と、目元を緩めて話してくれました。
野生のアスパラガスのような、葉が伸びる前の茎をポッキリ手折って、娘と一緒に手で皮をむいて…
さっそくガブリと実食!!
熟れる少し前のキウイにも似た、キリリと鮮やかな酸味。
たっぷりの水分を含んでいて、ほんのりした甘さが口に残ります。
よく晴れた空と澄んだ空気、見晴らしの良い棚田の景色で美味しさも倍増!
娘と二人でモリモリ食べました。
葉っぱも美味しく食べれるそうなので、また時期を変えてチャレンジしてみようと思います。
春のエネルギーをまるごといただく、そんな幸せを味わえた日でした。
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