小学校へと進学する娘の、ランドセルが届きました。
土屋鞄のランドセル自体、とても素敵なデザインなのですが郵送で送られてきたパッケージから、丁寧な手仕事と作り手の想い、企業のスタンスがじんわり伝わってきて、家族みんなで感動しながら封を開けていきました。
箱の上部からはじまり、その裏側、左右の羽にその裏側まで、小さなメッセージが込められていて、ひとつ開いていくごとに手をとめて、子どもと一緒に読みながら包をほどいていく過程は、とても豊かで楽しい時間でした。
自分たちがこんな苦労や工夫をして作りあげました、ということを押し付けるのではなく、ランドセルとともに、それを使っていく「子どもたち」と「時間」を想像させながら我が子を見守るような愛情を、商品にもお客さんにも注いでいる。
あたり前で普通の毎日に隠れていた幸せを思い出させてくれるような、子どもを見守る時間を抱きしめたくなるような。
「もの」ではなく、自分たちが重ねる「こと」を大切に思える、そんなパッケージでした。
“おともだちを たくさんつくって
べんきょうも あそびも おもいっきり たのしもうね。
おなかを かかえて わらうときも
ちょっと なみだが でちゃうときも
ランドセルは ずっといっしょ。”
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