災害チャリティTシャツ

広島県安芸郡坂町で活動を続けているボランテイアグループ「てのひら」が企画した、豪雨災害チャリティTシャツのデザインをさせていただきました。

Tシャツを着ることで、災害があったことを思い出せるようにするため、普段使いできるデザインにして欲しい、ということ、「Don't forget 7.6(ドンフォア 7.6)」という言葉を入れて欲しい、という要望をいただいた時、一番強く思ったのは、豪雨災害の「マイナスの記憶」だけでなく、人とのつながりやあたたかさ、感謝といった「プラスの記憶」をあわせて身につけられるようにしたい、ということでした。

降りしきる雨と、復興で流した汗、悲しみと喜びの涙…。そういったものをひとつの「雫」に結晶化させる形で、中にコピーを入れ込んでいます。裏面には、「忘れない。あの涙も、汗も、あたたかな絆も。ドンフォア7.6」と、伝えたいメッセージを補強するコピーを作成し、控えめに入れました。

誰かに呼びかけるのではなく、自分自身が確かめるために、身につけるもの。
お母さん方が集まって活動を続けている「てのひら」の、あたたかな眼差しを感じさせてもらえた、素敵な仕事でした。

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