優しい眼差しで紡ぐ、マナーの新しいカタチ。

最近、心に響いた広告のひとつが、この「マナーいきものペディア」シリーズ。
JRの吊り広告や駅貼りポスターで見かけたことがある人も多いかと思います。

ゆるっゆるなイラストが面白い、ということも魅力のひとつですが、僕が凄いなと思ったのは、「悪者を作らずに」マナーを語っているところ。
これは迷惑です、犯罪なのでやめましょう、といった「マナー違反」を強く指摘するのではなく、『あぁ、やっちゃったねぇ。でも、君も悪気があったわけじゃないんでしょ?大丈夫、今度から気をつけようね、本当は君はいいやつだってこと、僕は知ってるよ』・・・といった、愛のある優しい眼差しで、マナー違反をしている人を見ているところです。

広告として、でもそうなんですが、誰かに何かを指摘する時に、こういう愛のある言い方をできるのって、凄いことだと思うんです。
自分の、もしくは集団の持つ「NGライン」を超える時、多くの人は怒りや悲しみなど、負の感情を胸に抱いてしまうもの。そして、それを相手にぶつけることも、そこまで「悪いこと」とは認識しにくい。自分の子どもに対しても、気がつけば大きな声で怒鳴ってしまったり。
それらをぐっと抑えて、「仕方ないなぁ」と相手を肯定的に見つめつつ、そっと背中を押してあげること。
その「優しさ」に裏打ちされたスタンスがダジャレや笑いとミックスされて、気がつけばみんなが笑ってしまう、そんなあたたかさがある広告だなぁと、見る度にほっこりしています。

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