メッセージを貫く、意志。

この正月に“やられた…!”と感動した広告をひとつ、紹介します。
西武そごうの「さ、ひっくり返そう。」です。

文章をひっくり返して読んでいくことで、ネガティブ→ポジティブに内容が変わる仕組み。
幕内最小の力士、炎鵬関を「逆転」の象徴にしたことも、メッセージに深みと説得力を与えています。

何より凄いなぁと思ったのは、昨年大炎上してしまった企業広告「わたしは、私。」の方向性を、ブレることなく貫いたこと。
昨年の正月の広告は「パイをぶつけられた女性」のビジュアルを使い、抑圧や制約の中でも自分を貫こうと頑張る人を応援する、というコンセプトを、たったひとりの「私」の視点で浮かび上がらせたものでした。顔にべったりパイをつけた衝撃的なビジュアルに、女性蔑視だという批判も集まりました。
その流れを引き継ぎながら、誤解を恐れずに根幹となるメッセージを提示し続ける。大きな覚悟と意志、自分たちが伝えたいことへの「誇り」を貫くその姿勢に、強く心を打たれました。

本当に大切な「根っこ」をコアにしたメッセージを、自分も作っていきたいなと改めて勇気をもらえた広告でした。

https://youtu.be/CLRhO69Ch3M

関連記事

  1. 愛ある広告のカタチ「サヴィニャック展」

  2. 記憶と響き合う、内面からのリンク。

  3. 〈もの〉と〈ことば〉が出会う、「詩のホテル」

  4. 手仕事が伝わるパッケージ 「土屋鞄のランドセル」

  5. 弱さは、強さ。

  6. 優しい眼差しで紡ぐ、マナーの新しいカタチ。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

制作実績一覧

PAGE TOP