時間がつくる生きた色“岩絵具”

Mac購入のために、画材などを幅広く取り扱っている、ピカソ画房へ行ってきました。

さまざまな紙や額縁、多数の色鉛筆など、行くたびにワクワクしながら眺めてしまうのですが、今回僕の心を鷲掴みにしたのは日本画の絵の具、「岩絵具」でした。
ずらりと並ぶ、繊細な色、いろ、イロ。

お店のお姉さんが優しく教えてくれたのですが、日本画の顔料は、石を砕いてできているそうです。同じ石でも粒の細かさで色合いや質感が全然違ってくるから不思議です。

天然の石をそのまま砕いたものと、細かい石に著色したものがあり、天然のものの方が劣化しにくく、高価とのこと。ラピスラズリを砕いた「群青」を近くで見せてもらったんですが、吸い込まれるような深い色と、光の反射が何とも言えない雰囲気を出していました。
同じ種類の鉱石だとしても微妙に色が違うので、まさに一期一会。
長い時間を重ねて生まれた「石」の輝きを重ねて、一枚の絵をつくりあげていく。

日本画は、意外とクリムトに似ているなぁ・・・なんてことを思いました。

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